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対物賠償保険とは自動車事故により相手の車、自転車、商品、ガードレールなどの他人の物を壊してしまったり、それによる間接的な損害(営業損害・休車損害等)を与え、法律上の賠償責任を負った際に、保険金の支払いが受けられる保険です。 |
対物賠償保険の主な支払対象 |
運転者(管理者)からみて他人 |
ただし、記名被保険者(一般的には契約者)および運転者本人、運転者の父母、配偶者、子は対象外 |
対物賠償保険の支払内容 |
もの・・・時価額限度の修繕修理費用
営業損害・・・逸失利益
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対物賠償保険で支払いができないもの |
地震・噴火・津波・戦争等によるもの |
対物賠償保険のおすすめ保険金額 |
対人賠償保険・・・無制限 |
対物賠償保険について |
対物賠償保険は、自動車保険の中でも対人賠償保険と共に非常に重要な補償です。この対物賠償保険は、よく相手の車を補償する保険として認識されますが、実はそれ以上の幅広い法的責任額を補償する保険です。
例えばここ最近話題となっていますが、ブレーキとアクセルを踏み間違え店舗に突っ込むニュースをよく目にするようになりました。
損害を受けた建物や陳列棚など店舗の修繕費用、売り物にならなくなった商品の他に、実は営業できなくなったため発生した営業逸失利益も賠償請求されるのです。対物賠償保険はこのすべてをカバーします。
そこで重要なポイントは、限度額の設定金額です。なぜなら、店舗の営業損害や、高額な積載物、貨物車など休車することで発生する逸失利益は高額になる可能性があるからです。数千万円もする精密機械を積載しているトラックに追突でもしたら、いったいいくら賠償することになるのでしょう。精密機械の修理費用、精密機械が届かなかったため発生した営業損害、トラックの修理費用、トラックの修理期間中の営業損害など・・・
よく対物事故の高額支払事例などを用いて「高額の支払いは非常に少ないため対物賠償保険は1000万円もあれば十分です!」と解説したサイトや冊子を見かけます。しかし、この対物事故の高額支払事例は、裁判によって賠償金が公になったものです。
実は保険会社が高額の対物賠償保険金を支払って示談した案件については公にならないのです。
以上から対物賠償保険は無制限で契約することがベストです。このように対物賠償保険は補償範囲が広いため、安心して車を運転することができるのです。 |
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